Atom IDEの環境構築(PHP、Go)
投稿日:
■環境
macOS Sierra 10.12.6
Atom 1.21.0-beta2
■参考にしたサイト
公式サイト
https://ide.atom.io/
はくたけ氏のブログ
http://tech.innovator.jp.net/entry/2017/09/14/165139
sayama0402さんのQiita
https://qiita.com/sayama0402/items/3bd8d905619c514179b7
ナウいエディタ「Atom」は、前から気になっていたのですが、
- テキストエディタにしては重い
- IDEにしては機能がすくない
という理由で、少し敬遠していました。
が、そのAtomからIDEが出たそうなので、試しに使ってみました。
■手順
①Atomの入手
以下サイトより、Atom 1.21.0(ベータ版)を入手してインストールする。
https://atom.io/beta
※いくつかの紹介ページを見ましたが、1.21.0が推奨されているようです。
試しに1.20.0(安定板)でも試して見ましたが、確かに動きが怪しかったです。
②必須パッケージのインストール
Atomを起動したら、上部メニュー
Packages > Settings View > Install Packages/Themes
より、以下を検索してインストールする。
- atom-ide-ui
- ide-php
- ide-go
③使って見る。
初めてgoのソースコードを開いた際には「ide-go」が依存するパッケージをインストールするか聞かれるので、
インストールします。
また、「linter」と「atom-ide-diagnostics」が競合している旨のメッセージが出るので、
そのメッセージの下にある「Disable linter」をクリックして、競合を解決します。
これで、実際に使い始められそうです。
定義ジャンプや補完機能は十分使えそうなレベルで動いてました。
また、他の無料IDE(EclipseやNetBeans)に比べると、起動が早かったです。
その他パッケージのインストール
IDEとは関係なく便利なパッケージが沢山あるので入れます。
以下、実際に入れて見たパッケージです。
■file-icons
各ファイルの拡張子に合わせてアイコンを変えてくれる。
ちなみに、Atomに新拡張子を紐付けさせるには、上部メニューより「Atom Beta>Config」をクリックし、
config.csonを編集する必要がある。
【例:以下の記載で「.inc」という拡張子をPHPファイルとして認識してくれる】
"*":
core:
customFileTypes:
"source.php": [
"inc"
]
『source.php』に該当する部分はPHPファイルを開いた状態で「cmd + opt + P」を押すとポップアップで表示される。
別拡張子のファイルでも同じ操作でできるはず。
■pigments
色コードを記載したら自動で該当の色でハイライトしてくれる。
■show-ideographic-space
全角スペースを見える化
■git-plus
ターミナルなしでgit操作ができる!だそうです。
■merge-conflict
gitのコンフリクト解消が楽になる。
■highlight-selected
選択した単語と同じ単語をソースコード上でハイライトしてくれる。
選択=ダブルクリックらしい。同じ変数を探す時などに便利。
■linter-php
構文チェックしてくれるパッケージ。
括弧の開閉数が不一致の時とか教えてくれる。
紐づくパッケージを諸々インストールしてねと出てくるので、それらもインストールする。
※AtomIDEにも標準で構文チェックパッケージ(?)が入っているらしく、それと競合すると警告が表示される。
IDE標準のものはエラー検知をしてくれているのかよく分からなかったので、私は無効化してしまいました。
(上記警告にDisableボタンが付いているので、それをクリックするだけ)
■project-manager
複数プロジェクトを管理するためのパッケージ。
プロジェクト切り替えが容易になる。
【管理対象のプロジェクトを増やす方法】
対象としたいプロジェクトを開いた状態で上部メニューより「packages > Project Manager > Save Project」を選択
【管理対象プロジェクトの呼び出し】
「Ctrl + Command + P」で一覧が表示されるので、そこで選択する。
上部メニューより「packages > Project Manager > List Project」を選択しても同じ。