MastodonインスタンスをHerokuだけで立てる


最近Mastdonが流行っているらしいので
お金をかけずにMastdonインスタンスをHerokuのみで立ててみます。

注意

  • 本手順ではS3(ストレージ)を利用しないので、アイコンやヘッダーなどは保存されません。
  • 自分1人用のインスタンスにするつもりで作ってます。
  • 「Herokuのみ」に拘っており、他の無料ツールと組み合わせることもできますが、やってません。

■参考にしたサイト

■手順(インスタンス生成編)

Herokuのアカウントを持っていなければアカウント作成します。
アカウント作成はコチラから。

mastodon公式のHerokuページにて「Deploy to Heroku」ボタンをクリックする。

Herokuのアプリ新規作成画面が開くので、以下を入力します。

  • AppName: 作成するアプリ名
  • LOCAL_DOMAIN: {上記のAppName}.herokuapp.com
  • S3_ENABLED: false
  • SINGLE_USER_MODE: true

上記入力が完了したら『Deploy』ボタンをクリックします。

私の場合はここでクレジットカード情報を入力する画面が出ましたが、既にHerokuを使っていて無料枠を使い切っていたから出たのかもしれません。
ど新規でHeroku登録していれば、何も出ないかもしれません。

Deployが完了したら、Heroku管理画面の「Resources」画面にて「worker」をONにします。
右側のエンピツマークをクリックしたらON/OFFを切り替えできるようになります。

ここまでで、マストドンのインスタンス生成は完了です。

■手順(アカウント登録編)

普通ならアカウント登録をし、登録したメールアドレスに届いたメールのリンクをクリックすれば
アカウント登録は完了なのですが、今回はメールサーバーの設定もしてないので、
無理やりDBを参照して進めます。

まず、Heroku管理画面の「Resources」画面にて、『Heroku Postgres :: Database』をクリックします。
するとPostgreSQLの管理画面へ遷移するので、『View Credentials』をクリックし、
「Heroku CLI」(heroku pg:psql〜)を確認しておきます。
※後ほど利用するHeroku CLIのコマンドです。

ブラウザで『{AppName}.herokuapp.com』へアクセスするとアカウント作成画面が開くので
普通にアカウント登録します。

次に、Heroku CLIをインストールします。
インストール手順はコチラにまとまってます。

ローカルPCにPostgreSQLが入っていないなら、インストールしておきます。
Macなら以下コマンドでインストールできます。

brew install postgresql  

PostgreSQLが使える状態になったら、HerokuのDBへ接続して
メールアドレス確認用のtokenを確認します。

# ローカルPCのターミナルにて、確認した「Heroku CLI」コマンドを実行  
heroku pg:psql postgresql-fitted-xxxxxx --app {AppName}  
# DB操作モードに切り替わるので、DBよりtokenをselectする  
select email, confirmation_token from users;  

上記コマンドでtokenが表示されるので、それを含めた以下のURLへブラウザでアクセスします。
https://{AppName}.herokuapp.com/auth/confirmation?confirmation_token={上記で確認したtoken}

これでメールアドレスの確認も完了し、Mastdonを利用開始できます。