ubuntuで多機能マウスを設定する


環境

参考


Ubuntuにマルチボタンのマウス(Elecom M-DT2DR)を接続すると、何をしなくても通常のマウス操作や「進む」「戻る」ボタンは機能します。
ですが、機能ボタン(Fn 1〜3)には何もマッピングされていないので、音量操作をマッピングします。

手順

インストール

まず必要なソフトをインストールします。

sudo apt install xbindkeys

ボタン番号の取得

次にマウスのボタン番号を取得します。
まず以下コマンドを実行してボタン検知ができる状態にします。

xev

現れる白い四角が書かれたウィンドウにマウスカーソルを持っていき、その状態でマウスのボタンを押すとコンソールに情報が表示されます。
例えば私のマウス(M-DT2DR)のFn 1であれば以下のようにbutton 10と表示されます。

ButtonRelease event, serial 36, synthetic NO, window 0x4000001,
    root 0x7ed, subw 0x4000002, time 1758091, (31,39), root:(1951,76),
    state 0x0, button 10, same_screen YES

同様に、Fn 2はbutton 11でFn 3はbutton 12でした。

ボタンのマッピング

ボタンマッピングするための設定ファイルを作成します。
設定ファイルは空ファイルから始めても良いのですが、一応デフォルト値から生成しておきます。

xbindkeys --defaults > ~/.xbindkeysrc

作成した設定ファイルに以下を追記します。

# Increase volume
"pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ +1000"
    b:10

# Decrease volume
"pactl set-sink-volume @DEFAULT_SINK@ -1000"
    b:11

# Mute volume
"pactl set-sink-mute @DEFAULT_SINK@ toggle"
   b:12

設定ファイルを保存したら、以下コマンドで読み込みます。

xbindkeys -p

これでマウスのFn 1〜3ボタンに音量操作がマッピングできました。